新しい「出会い」。そしてその出会いが、いつしか新しい「絆」に進む。
出会いが絆につながるためには、お互いの絶え間ないコミュニケーションが必要である。
作家の作品世界で、ウサギとクマは異なる人格を有する二人を示している。この二つの異なる存在が出会い、共に旅をしながら彼らが結んだ絆を継いでいく方法を学び、時には旅の途中で新たな出会いや縁と向き合う。
彼らが旅をする場所はー無秩序な曲線と幾何学的な曲線ーの、どちらか一方に偏ることなく調和し、ある種の懐かしさを感じながらもまるで夢ような雰囲気を醸し出している。
細かい線で表された空間と時間が織り成す作家の作品は、それを眺める人々に、自分自身は果たしてどのような姿勢で人生に向き合っているのか、そしてウサギとクマが辿り着く終着の地ー自分自身の終着の地ーはどこになるのか、という問いを絶えず投げかけている。
世界の混沌と孤独に苦しむ人々に、誰も一人では幸せにはなれない、しかし、ほんの小さな行動で誰もが幸せになれる、ということを伝えたい。それこそが作家がこの作品を描き始めた動機であり、そして描き終えた最終の目的ではないだろうか。
2010 | School of Leonardo Da Vinci(イタリア)留学 |
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2013 | 韓国芸術総合学校建築学部卒業 |
2016 | 個展「キム ガウン展」デザインフェスタギャラリー原宿/東京 |
2017 | 絵本『君は僕のプレゼント!』出版 |
2018 | 個展「君は僕のプレゼント!」渋谷ヒカリエ8/東京 |
2019 | 横浜市の黄金町アーティスト・イン・レジデンスに参加 |
個展「Sei il mio Dono!」Pinacoteca Provinciale di Salerno/イタリア | |
個展「ディレクターセレクション#1君は僕のプレゼント!」 黄金町/神奈川 |
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2021 | 「ナミキ・アート・プラス」金沢シーサイドタウン/神奈川 |
個展「ダンサーの時間」若葉町ウォーフ/神奈川 | |
個展「ある日、森のなか..」金沢シーサイドタウン/神奈川 |